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震災直後仙台空港ターミナルビル1階の様子

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震――津波は、11日午後3時50分に仙台湾に到達し、その直後に海岸から1キロメートル程しか離れていない仙台空港に大量の海水が流れ込みました。滑走路のほとんどが冠水し、ターミナル1階フロアの柱には、3.02メートルまで到達した津波の高さを明示する標識が描かれており、津波の被害を受けた今回の展示会場である仙台空港ターミナル(宮城県名取市)の当時の様子が伺えます。

東北の空の玄関口である仙台空港を早期に利用できるようにするために米軍が復旧作業に協力、米軍の輸送機を発着可能にし、各地への救援物資を送り届けることに尽力しました。

 その後、2011年4月中旬には国内線の乗り入れを開始し、9月には見事に国際線も復活を遂げました。約半年ぶりに復旧した仙台空港――その空港ターミナル3階部分や展望デッキも利用が再開され、1年後には『心をひとつに がんばろう日本』のメッセージロゴがデザインされた機体が滑走路から大空へと飛び立ち、東日本の人々に大きな希望を与えました。

そして、東日本大震災から3年を迎えた2014年2月10日――。
仙台空港ターミナル1階正面中央に位置するギャラリーには、洋画・日本画・書道・工芸・陶芸・詩歌・写真・フラワー・ジュエリー・人形など、約50点もの作品が宮城県と所縁のある松尾芭蕉の句とともに額装されたアートポスターとして整然と並び、目映く輝いていました。

 空港正面に位置する本展覧会場から見て、左手には国内線到着口、右手には国際線到着口があり、旅客機が到着する度に搭乗された方々やお出迎えをされる人々に立ち寄っていただき、大変な賑わいを見せていました。

「このギャラリーでは、震災後に様々な催しが行われてきました。その中でも、この展覧会はメッセージ性が強く、心の奥に響くものがありますね。やはり、同じサイズのアートポスターなので一体感があり、鑑賞しやすくて、制作者の皆様の想いが直接、伝わってくるようです」と、アートポスターに一礼をする御婦人グループ。

 その傍らでは、「震災から3年近く経ち、様々な想いがある中で、このアートポスターたちによって、本当に勇気づけられました。あと、私は幼い頃から松尾芭蕉の句が大好きで、今では主人を始め、子供や孫と一緒に食事の時に俳句を詠むのがささやかな楽しみでして――。このような形で、松尾芭蕉の句と一緒に東日本復興の応援メッセージをいただき、ご出展されたアーティストの方々に心から感謝申し上げたいです。ありがとうございました!」と語った地元のご夫婦の目には、キラリと光るものがありました。

「毎日、自然とここへ来てしまうんだよねぇ。昼休みを利用してさ。心が癒されるというか安らぐというか……時間があれば、1日に2、3回は来ているかな。特に仕事の帰り際には必ず立ち寄るね。『今日も1日、本当にありがとさん。明日もきっと、楽しい日にするよ』って、アートポスターたちを制作されたアーティストの皆様のことを想像しながらね」と、はにかみながら話す空港職員の方々。

仙台空港ビル株式会社 副長 錦戸靖博様(左)
弊社プロジェクトリーダー 鈴木耕平(右)

 未来を見据える東北復興のシンボルとして、月間利用者数が約30万人まで回復した仙台空港。見上げれば空はひとつ――仙台空港を利用された人々の心にアートポスターたちは、今年で生誕370周年を迎えた松尾芭蕉の句とともに燦然と煌いているようでした。

――『あやめ草足に結ん草鞋の緒』

かつて、松尾芭蕉が今の仙台空港がある街(宮城県名取市)を訪れた際、旅の無事を祷って詠んだ句を胸に刻んだ弊社M.Y.Y.コミュニケーションズのスタッフ。その目には、東日本復興の祷りを込めて、ご出展いただいた芸術家の先生方のお顔、声を何度も思い浮かべ、『祷りの空道アートポスター展』を行ってまいりました。

榴岡天満宮

こうして、2月10日~28日までの19日間、本展覧会場は終始、和やかな雰囲気とご鑑賞者の方々からいただいた『ありがとう』という感謝のメッセージに包まれ、大好評のうちに無事に閉幕いたしました。

※2月10日『祷りの空道アートポスター展』の初日、学問の神様と言われている菅原道真を祀り、境内に江戸時代の俳人・松尾芭蕉(※生誕370周年)による「あかあかと日はつれなくも秋の風」の句碑をはじめ、多くの文人墨客の句碑・歌碑がある榴岡天満宮に、東日本復興祈願と本展覧会の成功を祈り、心のこもった先生方のアートポスターを奉納させていただきました。

文 MASUMORI

榴岡天満宮の奉納証明書
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